コラムNo,052|売却期間と売出価格の関係性

マンション売却の相場

マンションを売却する時には売り出し価格の相場について検討とつけて、
不動産業者に仲介を依頼することが必要です。
マンションは不動産屋が売却価格を市場動向から算出し、売買の市場へと出されます。
その後、購入したいという人が現れたら交渉に入ります。
建物の内覧などを経て、納得した場合には契約成立となります。
長い間住んでいると水周りの設備などに不具合が発生していることもあります。
このような場合、マイナス点だからと隠したくなりますが、
正直に開示することで後々トラブルに発展するのを避けられます。
新しい物件であったり人気の土地などに立地していると、
このような手順を踏んですぐに契約が成立しますが、
なかなか購入希望の方が現れない場合には販売価格の引き下げを検討することとなります。新たに新しい住居の賃貸契約が迫っていたり、
物件の購入が決まっている際にはあせってしまうこともありますが、
不動産屋とよく相談して、信頼関係を築くことが大事です。

期間と価格の関連性

マンション売却までにかかる期間と値下げ幅には関連性があり、
東京、名古屋、大阪という主要3都市における統計では、
売買契約を結ぶまでの時間が長期化するにともない、
希望の売り出し価格から離れていくことが確認されています。
販売開始から1ヶ月だと平均して5%以下しか乖離していなかったものが、
12ヶ月を過ぎると20%にまで拡大してしまいます。
国内外の経済環境の変化によりこの差の広がり方には違いが現れます。
現在では高齢化にともない子供達が巣立って、
高齢の夫婦のみの世帯というのも都市圏で増えています。
老人ホームへの入居資金にするために売却をしようとしても、
購入した時よりも大幅に価格が下がり希望価格には届かないこともあります。
市場動向に合わせて現実的な価格設定をすることが、
早い売買契約成立への近道かもしれません。
自分達の価格設定にしがみつかずに、
相場に詳しい不動産屋のアドバイスに従って価格をつけることがよいのです。

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