コラムNo,029|家賃を下げずに収益物件の収益率を向上させるには
思わぬ事態発生! 収益ダウンに備えるために
安定した投資先として人気を集める「収益物件」。
高利回りの物件と考えて購入した後、
思わぬトラブルで収益ダウンを呼び込んでしまうことがあります。
まさかの事態に備えるためには、
どのような点に注意しておくことが望ましいのでしょうか。
こんなときが危ない、収益ダウンの原因
家賃収入を下げる原因の一つが、「入居者が減る」ということです。
購入する収益物件のエリアなど立地条件にもよりますが、
・近隣に多くの新築物件が乱立して供給の割合が大きく崩れる
・より設備の整った賃貸物件が登場した
・近隣にある大きな企業等が移転した
こうした要因から、自物件から入居者が移動し、
結果として各部屋の稼働率が落ち込んでしまうのです。
空室がある期間が長く続けば、必然的に家賃を下げざるを得なくなり、
キャッシュフローの悪化は避けられない状態となるでしょう。
しかし、安易にフリーレント制などを導入することは、
契約終了後に多くの入居者が退出するリスクを招くのでお勧めできません。
負のスパイラルに陥らないよう、
検討する物件の家賃がエリアと照らし合わせて適正であるか、
周囲の環境に依存した入居状況になっていないか等、
綿密な調査を行うことが大切です。
オーナーの努力で収益向上を図る
部屋の稼働率を高い割合で保つには、オーナーの努力が欠かせません。
プロジェクトマネジメント企業などを効果的に活用して、
物件の管理費を節約していきましょう。
更に、壁紙などの張り替えて部屋の雰囲気を好ましく整える、
部屋にオシャレな間接照明を取り入れるなど、
小さな費用でできるリフォームを検討するのも良いでしょう。
小さな工夫から、物件の集客率は向上していくものです。
無理のない範囲で、少しずつ取り組むことをおすすめします。
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