コラムNo,005|査定価格ってどう決まるの?
不動産は相場が流動的
不動産は個々に立地条件が異なり、
間取りや築年数など全く同じ条件のものがありません。
土地のかたち、面積、周辺の状況、方位などにより
1件ずつ条件が異なります。
さらに不動産には地価など相場に動きがあるので、
取引の時期により価格も変動します。
査定のプロセスとは?
そのため、売却時の価格査定も物件ごとの判断が必要となり、
不動産会社や専門家のアドバイスを
受けながら検討を重ねなければなりません。
いったいどのようなプロセスで査定価格が決まるのでしょうか。
実際に専門家が不動産価格を査定する場合は、
売却する不動産と同じような不動産の取引事例のなかから適切な事例を選び、
それぞれの不動産の土地の形状、面積、マンションの階数、
間取りといった個別性を考慮して、条件を比較します。
取引事例の不動産と比較した場合に、
売却する不動産の優れている点・劣っている点を勘案し、
対象となる不動産の価格を査定します。
また不動産市場の動向をふまえ、
取引事例等の不動産が取引された時期と現在との価格変動をふまえて、
時点修正を入れ、価格を修正します。
そしてさまざまな要件の結果、最終的な査定価格が決定します。
売却までの期間にもよる
その後、売主の売却希望価格・専門家による
査定価格・買主の下取価格について、
金額の妥当性に検討が加えられることになります。
売却までにどれくらいの期間を要するかによっても、
不動産価格は変わってきます。
そのため査定価格と同額で売却できるというわけではありません。
最終的には売り主と買い主の双方で交渉し、
価格の合意に至ったときに不動産価格の確定となります。
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