コラムNo,053|売却時、価格交渉を応じるタイミングって?
売却スケジュールを立てよう
マンションなどの不動産売却や価格交渉は適切なタイミングで行うことです。
売却計画はスリーステップに分けて考えるとよいでしょう。
最初の段階としては、「売れるといい」という希望の価格です。
次の段階では、「これくらいなら売れる」という相場の価格です。
そして、「もうこれよりは下げることのできない」最低価格になります。
売却にはスケジュールも立てましょう。
いつまでに売却するのか、期間的なタイムリミットを決め、そこから逆算します。
売却スケジュールは値下げのタイミングに通じます。
例えば最初の段階の希望が3000万円で売り出し開始から3ヶ月間とします。
次に売り出し3ヶ月間から4ヶ月間を第二段階として、
価格相場を2750万円くらいにします。
売り出し4ヶ月間から6ヶ月間を第三段階として、2500万円の最低価格にします。
不動産会社には伝える必要はないので、ご自身で売却スケジュールとして考えましょう。
不動産売却の価格交渉タイミング
不動産売却には、さまざまな法律も関係してきます。
しかし、事前のスケジュールは思いのほか大切です。
希望価格は残っている住宅ローンに合わせても構いません。
期間としては長めに設定するので、
査定価格に対して1割増しくらいの金額にしておくと良いです。
売り出した物件の情報が浸透するまでには若干の時間が必要です。
すぐに値下げしてしまうと、人気がない物件とも思われる可能性があります。
早い段階ですぐに価格交渉に応じるのは相手にとって有利なだけです。
相場価格の第二段階にきて、すぐに価格交渉に応じるのは待ちましょう。
下げた価格はそこから上げることができないためです。
最終的な安値まで下げる前に徹底的にできることはないのかチェックをすることです。
規模の大きな不動産サイトへの物件情報掲載など手段を考えるのも良いです。
契約中の不動産業者がしっかり広告活動しているかも確認します。
最低価格まで下げても売れない時には不動産業者の買取も視野に入れることです。
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