コラムNo,044|ローンが残っていても売却は可能か?
ローンが残っている状態での不動産売却
住宅ローンは個人で一軒家やマンションを購入する場合はもちろん
賃貸マンションやアパートを購入する場合なども使用できるため、
多くの人が住宅ローンを利用して不動産を購入することができます。
しかし、なかには当初とは状況が変わり、
ローンの返済途中に不動産を売却する必要が生じる場合もあります。
とはいえローンを完済していない状況では、その不動産は持ち主だけの物ではありません。
抵当権と呼ばれる権利がローンの債権者(銀行などお金を貸している機関)に設定されているのですが、この抵当権を抹消しなければ持ち主は不動産売却を行うことはできません。
反対に言えば、この抵当権さえ抹消することが出来れば、
住宅ローンが完済されていなくても不動産売却を行うことが可能なのです。
とはいえ簡単に抵当権を抹消できるとは限りません。
抵当権を抹消するためには残りのローンを返せる見込みを立てなくてはなりません。
つまり不動産売却で手元に入る資金で、
ローンの残債ができれば売却することは可能なのです。
抵当権を抹消し売却するには
不動産を売却することで残りのローンをすべて完済できる場合は問題なく
売却を行うことが可能です。
しかし今のご時世そうした不動産ばかりではありません。
とはいえ少しでも売却価格を高くすることで、
完済できないにしても今後の負担を軽くすることができるのです。
不動産価値を高めるためには、売却相手を選ぶ必要があります。
査定を行う時も可能な限りきれいな状態にしておくことは高査定のポイントです。
とはいえリフォームを行う必要はありません。
というのもリフォームを行うのにも費用が掛かります。
しかし、リフォームにも好みがあり売却相手の意向に沿わない場合は、
マイナスポイントになってしまいかねないのです。
このほかにも住宅の売却でローンが完済できなくても、ローンの借り換えや、
場合によっては抵当権付で売却(ほとんどありませんが親族間での売買などの際の稀なケース)するなどの方法もあります。
とはいえ売却を行うためにはローンを完済し抵当権を抹消することはもちろん、
その他にもたくさんの諸経費が必要になり、
こうした費用も念頭に置いて計画を立てる必要があります。
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